ひさしぶりにフィルムカメラで撮りたいなと思ったおはなし。

2020 7/04

フィルムで撮ると、どうしてもお金がかかる。だから、デジタルに移行しよう。
そう思ってから、何年経ったでしょうか。

かつては自家現像にも手を出し、部屋の一角からすっぱいにおいを漂わせていたこともありますが、それはもはや過去のこと。
今となっては右も左もわからぬひよっこ同然。フィルムの入れ方すら検索しないとわかりません。

そんな私ですが、もういちどフィルム写真を撮りたいな、と思う出来事がありました。

目次

伝説のフィルムを発掘した日

AGFA ULTRA100


先日、実家に帰省していたときのこと。亡き父の部屋からフィルムを見つけました。
見つけたフィルムは、今は亡き伝説のフィルム『AGFA ULTRA100』。

ペンキを塗ったような鮮やかな色彩とはよくいったもので、LOMO LC-Aといったトイカメラ好きな方達に愛されていましたが、2005年5月に生産元であるAGFA PHOTOが倒産し、惜しくも生産終了となったフィルムです。

私も例にもれず、好きでちょこちょこ使っていましたが、まさかこれが父の部屋に眠っていようとは。
……いや、もしかしたら私が献上したものだったかもしれません。

そのあたりは正直よく覚えていませんが、これもまた父の遺品。
このまま眠らせておくよりも、使った方がいいなと思いましたので、ありがたくいただいていくことにしました。

なんといってもフィルムは生ものですからね。

期限切れフィルムはちゃんと使えるのか

さて、そんな生ものフィルムを使おうと決意したものの、やはりちゃんと撮れるのかどうか不安がつきまといます。
せっかく撮ったのに、なにも写ってなかったなんてことになったら、正直現像代がもったいないなって……。

期限切れのAGFA ULTRA100

期限は2008年7月。10年ほど前に切れてしまっています。
どんな問題があるのか調べてみたところ、下記の4点のことが起こりうるようです。

  • カラーバランスの崩壊
  • コントラストの低下
  • 粒子が荒くなる
  • ISO感度の低下

一番気になるのは、ISO感度の低下です。
感度が低くなると、当然シャッタースピードも遅くなりますからね。ただでさえ手振れしやすい私だというのに、ちゃんと撮れるのでしょうか……。
ちなみに、期限切れフィルムを使う上での目安がコチラ。

消費期限経過10年ごとに露出を1段下げて撮影する。

ISO400のフィルムだったら、10年経過でISO200に設定ってことですね。

はっきりいって冷蔵庫にも入れておらず、引き出しに入っていた状態なので、状態はよろしくないでしょう。
でも、世の中には期限切れのフィルムを好んで使う方々もいらっしゃることだし、と先人たちに勇気をもらい、いざ挑戦なのです。

おひさしぶりです、Bessaflex TM

思い立ったが吉日、善は急げ。
写真は撮りたいな、と思った時に撮るのが一番なのです。
期限切れであろうがなんであろうが、もう迷う理由はありません。

そう思ったはいいものの、フィルムカメラなんて私まだ持ってたかしらと、数年ぶりにドライボックスの封印を解いてみたところ、『Voigtlander Bessaflex TM』が鎮座しておられました。

Bessaflex TM


そうでした。これだけは思い入れがあったので、残しておいたのです。
何しろ一度は手放したものの、結局後悔して買い戻したといういわくつき。

さて、これで使うカメラも決まりました。

まとめ

カメラ:Voigtlander Bessaflex TM
レンズ:Carl Zeiss Jena MC Flektogon 35mm F2.4
フィルム:AGFA URTRA 100

この組み合わせで近日中に撮りに行きます。
ちょうど今は桜の季節ですしね。

そして、今回はISO100のフィルムなので、80くらいに設定して撮ってみようと思います。

目次
閉じる