喪中はがきで『ふたり亡くなってしまった場合』ってどうやって書けばいいのでしょう?
ただでさえあまり書く機会がない喪中はがき。とても悩んでしまいますね。
故人がふたりいる場合は、どういった文面にすればいいのか。
もう悩まなくても大丈夫!
文例と、実際に私の使用した文面を紹介しますね。

喪中はがきで故人がふたりの場合の文例
故人がふたりいる場合でも、はがきは1通で大丈夫。
1枚のはがきに故人のお名前をふたり記載することができます。
名前をふたり記載する場合
喪中はがきに故人の名前ふたり書く場合の文例を、ざっくりとご紹介しますね。
お好きな文例を適宜変更して、ご使用ください。
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます
母 ●●●●が■月に●●歳にて
義祖父の ●●●●が■月に●●歳にて永眠いたしました
ここに平素のご芳情に厚くお礼申し上げますとともに
皆様に良き年が訪れますよう心よりお祈りいたします
令和■■年 ■■月
喪中のため年頭のご挨拶を差し控えさせていただきます
本年■月に祖母 ●●●●が
本年■月に義父 ●●●●が永眠いたしました
ここに生前のご厚情に深く感謝申し上げますとともに
明年も変わらぬご厚誼を賜りますよう謹んでお願い申し上げます
令和■■年 ■■月
喪中につき年末年始のご挨拶ご遠慮申し上げます
▲▲▲▲の父 ●●●●が■■月に●●歳にて
■■■■の祖父 ●●●●が■■月に●●歳にて永眠いたしまし
本年中に賜りましたご芳情に深く感謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほど謹んでお願い申し上げます
令和■■年 ■■月
故人の名前を書かない場合
亡くなったひとが多いから、あまり名前を入れたくないと思うこともあるでしょう。
名前を記載せずに、喪中であるということを示す文面だけでも大丈夫です。
喪中のため新年のご挨拶をご遠慮申し上げます
本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼を謹んでお願い申し上げます
令和■■年 ■■月
ですが、故人が誰なのかを書かないことで、受け取った方が『どなたが亡くなったんだろう?』と心配されたり、不安に思われる可能性も出てきます。
もちろん、無理に名前を記載する必要はありません。
ですが、受け取った相手を不安にさせたり、余計な詮索を避けたいという場合は、名前を記載する事をおすすめします。
実際に私の使用した文面
喪中につき新年のご挨拶を失礼させていただきます
妻の父 ●●●●が■月■日に●●歳にて
妻の祖母 ▲▲▲▲が■月■日に●●歳にて永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深謝いたしますとともに
明年も変わらぬご厚誼のほどお願い申し上げます
平成■■年 ■■月
私の場合ですが、父と祖母が同じ月に亡くなったので、月だけでなく日にちも入れました。
月だけだと『もしかして同じ日に亡くなったの!?』などとあらぬ誤解が生じるかもしれないと思ったからです。
続柄を『妻の父』『妻の祖母』としたのは、受け取った相手に『誰が亡くなったのか』を分かりやすく伝えるためです。
喪中はがきの一般的なルール

喪中はがきって、明確な書き方やルールはこれって言いきれるものではないんです。
各家庭の考えや地域、それに宗教によって変わってくる場合がありますから。
でも送る以上は、受け取った相手に失礼のないようにしたい。
なので、『一般的にはこうしておけば問題ないよ』というルールを少し説明していきますね。
名前を書く順番
喪中はがきに故人の名前を書く場合、順番ってどうすればいいんでしょう。
男性と女性が亡くなった場合は、男性が先なのかとか。
年齢順なのか。夫側と妻側の親族が亡くなった場合、夫側が先なのか、などですね。
一般的には、亡くなられた順に名前を記載します。
年齢や立場のことは考えず、あくまで亡くなった日付順に書きます。
続柄
世帯主から見た場合の続柄を記載します。
一般的には、夫側からみた続柄ですね。
年齢は、数え年か満年のどちらを書くか
一般的には『数え年』を使います。
これは、仏事に関しては数え年で行っているところが多いので、葬儀のときと合わせるという考えからきているのでしょう。
が、明確なルールはなく、数え年と満年齢のどちらを使っても問題ありません。
最近では、満年齢を記載する方も増えています。
喪中はがきはいつまでに出す?

喪中はがきは、年賀欠礼の挨拶。年内に届けば問題ないとされています。
ですが、一般的には相手が年賀状を書く前の11月中旬から12月上旬に届くように出しましょう。
早めに作っておくことをおすすめします!
早めに喪中はがきを作成したほうがいい理由
理由はもちろん『お値段』。
お店によっては『早期割引』のサービスがあり、通常時より半額近く安くなることも!
なので喪中はがきは、早めに作っておくのがおススメ!!
まとめ

喪中はがきで故人がふたりいる場合の文例と一般的なルールを紹介しました。
普段あまり書く機会がなく、さらに故人がふたりとなったら、とても悩んでしまいますよね。
でもルールを知っておけば、意外と書き方はシンプルで簡単。
なるべく早めに作成し、11月中旬から12月上旬には届くようにしておきましょう。
受け取った方にきちんと喪中であることが分かるように、お伝えしましょうね!